エンタープライズアーキテクチャとは?アーキテクチャパターンを解説

エンタープライズアーキテクチャとは

エンタープライズアーキテクチャとは、人的資源、事業・業務、技術・システム、情報・データなどの企業全体のシステムを統一的な手法でモデル化し業務とシステムの最適化を図る手法のことです。

エンタープライズアーキテクチャは下記4つの要素に分割され、定義されています。

  • ビジネスアーキテクチャ
  • データアーキテクチャ
  • アプリケーションアーキテクチャ
  • テクノロジーアーキテクチャ

それぞれのアーキテクチャについて説明していきます。

ビジネスアーキテクチャ

ビジネスアーキテクチャは、ビジネスの全体最適化を目指すものであり、ビジネスに必要な資産や活動を、戦略的に重要な部分に集中させて最も経営上効果が上がる状態にします。

また、ビジネスアーキテクチャは下記つの項目で構成されています。

  • 経営理念
  • ビジョン
  • 事業ドメイン
  • 資産・活動
  • 経営戦略
  • ビジネスプロセス
  • 業務構造
  • 実行計画

データアーキテクチャ

データアーキテクチャは、データを設計するための考えかた、または設計思想のことをいいます。
また、データの収集、変換、配付、利用にいたるまでの管理方法を示します。

データアーキテクチャによって下記のようなものが作成されます。

  • データモデル
  • データと業務の関連
  • サブシステムの構成

アプリケーションアーキテクチャ

アプリケーションアーキテクチャは、アプリケーションの設計と構築に使用されるパターンと手法について記載されたものになります。これによりアプリケーションが適切に構造化されます。

また、各システム間で行うデータ連携についても整理します。

アプリケーションアーキテクチャは、フロントエンド・バックエンドの両方が含まれます。

テクノロジーアーキテクチャ

テクノロジーアーキテクチャとは、システムの構築や運用において利用する技術を全体的に示したものです。

テクノロジーアーキテクチャでは、システム基盤をどのように構成するかを検討します。

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